研究室案内

吉村 健太郎 (講師 / 学部内准教授)

山梨大学大学院総合研究部(医学域基礎医学系)
総合医科学センター 分子生物学研究室
〒409-3898 山梨県中央市下河東1110

Division of Molecular Biology, Center for Medical Education and Sciences,
Interdisciplinary Graduate School of Medicine, University of Yamanashi
1110 Shimokato, Chuo, Yamanashi 409-3898, Japan

山梨大学大学院総合研究部医学域
統合オミクス研究センター
副センター長


山梨大学医学部キャンパス

研究課題

本研究室では質量分析を基板とした生体成分分析の方法論確立と、それを用いた種々の生命現象の機序解明を目的とした研究を行っています。

I. 質量分析関連方法論

組織や体液などに含まれる生体成分の存在量を、一度の分析で網羅的かつ迅速に分析するための方法論を確立することを目指しています。

代表生体成分の一斉分析方法論の確立
分担機械学習を用いたマルチオミクスデータの解析方法論の確立
代表リキッドプローブイオン化法の開発
代表リキッドプローブイオン化ー質量分析の医用アプリケーション開発
代表各種大気圧イオン化法のライフサイエンスアプリケーション開発
代表自己採血キットの開発

II. 質量分析の医用アプリケーション

質量分析で得られた成分分析の結果を人工知能の一種である機械学習で判別することにより、悪性腫瘍や生活習慣病、感染症などをスクリーニングすることが可能な診断装置の開発を進めています。

代表虚血性心疾患および心不全の迅速診断法の確立
分担薬毒物スクリーニング法の確立
代表救急患者の緊急性・重症度判別システムの構築(救外転帰予測)
代表発熱原因迅速診断システムの構築 (細菌感染・ウイルス感染) 
分担乳がんステージ・組織型診断法の確立
分担頭頸部腫瘍良悪性診断法の確立
分担アレルギー発症の機序解明および診断法の確立
分担グリオーマバイオマーカーの探索と診断法の確立
分担抗ウイルス薬迅速スクリーニングシステムの構築
分担単純性脂肪肝とNASHの判別法確立

III. メタボロミクス・成分分析

メタボロミクス、ゲノミクス、プロテオミクスなどにより、種々の生命現象の分子機序を解明することを目指しています。

分担脂肪肝の遺伝的誘導メカニズムの解明
分担ウイルス感染による細胞内代謝変化の解析
分担免疫細胞の代謝解析
分担抗がん剤の動態解析
分担食品に含まれる機能性成分の探索

IV. 外部法人との共同研究契約

1株式会社和田電業社 〜2025.03迄 課題名非公開
2株式会社ピュアリー 〜2025.03迄 課題名非公開