本研究室では質量分析を基板とした生体成分分析の方法論確立と、それを用いた種々の生命現象の機序解明を目的とした研究を行っています。
I. 質量分析関連方法論
組織や体液などに含まれる生体成分の存在量を、一度の分析で網羅的かつ迅速に分析するための方法論を確立することを目指しています。
代表 | 生体成分の一斉分析方法論の確立 |
分担 | 機械学習を用いたマルチオミクスデータの解析方法論の確立 |
代表 | リキッドプローブイオン化法の開発 |
代表 | リキッドプローブイオン化ー質量分析の医用アプリケーション開発 |
代表 | 各種大気圧イオン化法のライフサイエンスアプリケーション開発 |
代表 | 自己採血キットの開発 |
II. 質量分析の医用アプリケーション
質量分析で得られた成分分析の結果を人工知能の一種である機械学習で判別することにより、悪性腫瘍や生活習慣病、感染症などをスクリーニングすることが可能な診断装置の開発を進めています。
代表 | 虚血性心疾患および心不全の迅速診断法の確立 |
分担 | 薬毒物スクリーニング法の確立 |
代表 | 救急患者の緊急性・重症度判別システムの構築(救外転帰予測) |
代表 | 発熱原因迅速診断システムの構築 (細菌感染・ウイルス感染) |
分担 | 乳がんステージ・組織型診断法の確立 |
分担 | 頭頸部腫瘍良悪性診断法の確立 |
分担 | アレルギー発症の機序解明および診断法の確立 |
分担 | グリオーマバイオマーカーの探索と診断法の確立 |
分担 | 抗ウイルス薬迅速スクリーニングシステムの構築 |
分担 | 単純性脂肪肝とNASHの判別法確立 |
III. メタボロミクス・成分分析
メタボロミクス、ゲノミクス、プロテオミクスなどにより、種々の生命現象の分子機序を解明することを目指しています。
分担 | 脂肪肝の遺伝的誘導メカニズムの解明 |
分担 | ウイルス感染による細胞内代謝変化の解析 |
分担 | 免疫細胞の代謝解析 |
分担 | 抗がん剤の動態解析 |
分担 | 食品に含まれる機能性成分の探索 |
IV. 外部法人との共同研究契約
1 | 株式会社和田電業社 〜2025.03迄 課題名非公開 |
2 | 株式会社ピュアリー 〜2025.03迄 課題名非公開 |