質量分析、メタボロミクス、データ解析

PESI連動制御式サンプルステージを用いたリアルタイムイメージングについて説明します。

PESIの探針駆動距離は通常一定にするため、マウスなどの動物を測定する場合には、
XYZ方向に調節が可能なサンプルステージを用いて、検体側を動かすことで分析位置の調節を行います。


一箇所に対する分析であればこれで十分ですが、線や面で分析したい場合には、
探針駆動に合わせてサンプルステージを移動させる必要があります。
そこでPESIの探針駆動と連動して検体の位置調節が可能な電動サンプルステージを構築しました。
(倒置、制御ソフトGUI共に山梨大学工学部電気電子工学科 Chen先生製作)

 
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これを用いれば検体の複数の箇所からリアルタイムで質量分析を行えます。
マススペクトルを位置情報で再構築すればイメージングも可能です。
例えば正常部と疾患部が混在した検体の、どの領域が疾患部であるかを表現することが可能です。

下の図は腎細胞がんの複数箇所を分析し、がん部を検出した例です。
ここでは電動サンプルステージを使用せずにデータを取得していますが、
このような解析を短時間で、かつ高空間分解能をもって行えるようになります。
現在がんの領域診断への実使用に向けて研究開発を進めています。

Yoshimura et al., J Am Soc Mass Spectrom, 2012


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