LC-ESI-MS
メタボロミクスを行うためには代謝物の網羅的な分析が必要です。私たちの研究室ではLC-ESI-MS (LCMS-8060, 島津製作所)を用いて、
- 一次代謝物
- 脂質メディエーター
- リン脂質
の分析を行っています。いずれも島津製作所のメソッドパッケージを用いています。疾患の有無や細胞内シグナルのon/offによって特異的に変化する代謝物を同定、定量し、個体や細胞の状態を判別することを試みています。
がん特異的に変化する分子を見つけることができれば、マーカーとして利用することが可能で、現在、乳がん、膵がん、肝がんのマーカー探索に力を入れています。成果については順次論文で公表予定です。

この図での解析には島津製作所のeMSTAT Solutionを用いています。
マーカー分子の発現量解析を多点に対して行うことで、がんの境界診断が可能です。

Yoshimura et al., J Am Soc Mass Spectrom, 2012

Ashizawa et al., Oral Oncol., 2017
PESI-MSMS
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